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犬の歴史と特徴・習性

 1.犬の歴史とからだ

人間と犬がかかわりあっていた歴史はとても古く、
約1万年前には一緒に暮らしていたと言われています。
犬は人間の生活に役立つ能力を数多く持っており、人間はそれらを利用する中で、
さまざまな目的にあった犬種を作り出してきました。


獲物を捕らえることが得意な猟犬
警戒心が強く侵入者などの存在を知らせてくれる番犬
頑丈で力の強いソリ犬
荷物を運ぶワーキングドッグ
など
いつの時代でも、犬は私たちの生活になくてはならない労働力だったのです。

しかし、近年では従来の役割に加えて、
私たちの暮らしに精神的な安息をもたらすコンパニオン・アニマルとして扱われるようになり、
人生のパートナーとしての存在価値がますます高まっています。

人間の愛玩物・所有物としてでなく、家族の一員として暮らす犬が増えているのはもちろん、
心を和ませるセラピードッグとして、福祉や教育の現場で活躍する犬も多くなりました。

いま、人間と犬の関係は、
かつての「飼う・飼われる」の関係がさらに一歩深く踏み込んだ共生
へと変化しつつあります。
人が犬をより深く理解することが求められていると言えるでしょう。

 

犬のからだ


各部の働き

犬といえば、人間とは桁違いに鼻が効くという印象があります。
しかし、鼻以外にも、人間より優れた能力をたくさん持っています。

では、実際にはどのように物事を感知しているのでしょう。
犬の嗅覚、聴覚、味覚などがどのように機能しているのか見てみましょう。

 

 

周囲の情報を収集する際に、犬が使う感覚で、
最も優れているのが皆さんご存知の臭覚です。

ニオイを感じる細胞の数が人間に比べて、
格段に多く、
他の犬にあった時はニオイで相手の性別や年齢を判断します。

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犬の臭覚はとても優れていますが、中でも揮発性脂肪酸を感知する能力が優れています。
警察の追跡捜査や災害時の探索・救助活動で、犬はこの能力を使って活躍しています。
ところが揮発性脂肪酸は、汗に含まれています。
つまり、汗をかいていない人間を探索することはできません。
災害時の探索では、生存者を優先的に探すように訓練されています。
残念な話ですが、亡くなってしまった方を探すことは、困難なようです。

 

 

65~50000ヘルツの周波数を聞き取ることができるといわれています。
人間は16~20000ヘルツですから人間より、
より高い音が聞こえます。
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この能力は耳が垂れている犬種もまっすぐ立ている犬種も
変わりありません。

人間が聞こえない音を感じることができるので、
遠くからでも飼い主の足音や車の音を聞き分けることができます。
静かなのに、犬が吠えたり、ソワソワしているのは、何か聞こえているのかもしれません。

 

 

夜行性のオオカミの血を引いているからか、犬の目が一番よく見えるのは、昼間の太陽の下ではなく、暗がりにおいてだと言われています。

視界は、犬種によりますが、全般的に人間より広く、顔の幅が狭いグレーハウンドでは、約270度にもなります。
近くのものや細かいものを見る視力は人間に劣るものの、
動体視力は優れています。

目の形はいろいろあり、この愛らしい目に惹かれている愛犬家は、とてもたくさんいます。
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長い間、犬には色覚がないとされてきましたが、近年では青と緑、それらの混合色を見ているとの報告もあります。
おもちゃなど青や緑のものを与えて、調べてみましょう。

 

 

ほとんどの犬種が非常に大きな口をしています。
乳歯は28本、永久歯は42本です。
口の粘膜と舌から唾液を出すことで体温を調整します。
味覚に関しては、舌に甘味を感じる細胞が多く、
甘いものを好みます。

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