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 症状から見る猫の病気

 

(1)様子がおかしい

元気がない 吐く 大量の水を飲む 太る やせる

元気がない

 

考えられる原因:猫ウイルス感染症、猫エイズウイルス感染症、猫伝染性腹膜炎、胃腸炎、寄生虫症

猫は体調を崩すと、フードを食べなくなったり、残したりするようになります。
引越しなどで急に生活環境が変わった時に、ストレスで一時的に食欲をなくす猫や好き嫌いが激しくてフードを選り好みする猫もいますが、それらが原因でない場合は病気を疑いましょう。

まず、下痢、嘔吐、発熱などの他の症状が出ていないか調べます。「猫の伝染病」で紹介している各種伝染病にかかっている場合、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、猫白血病ウイルス感染症に対しては、猫インターフェロン(ウイルスの増殖を抑える効果がある物質)による治療が可能です。猫エイズウイルス感染症、猫伝染症腹膜炎は確実な治療法もないので、他の猫との接触をなくすことを考えましょう。

他には、寄生虫や異物が原因で腸閉塞を起こしているか、食べすぎなどが原因で胃が炎症を起こしている可能性もあります。

 

吐く

 

考えられる原因:中毒、胃腸の炎症や異常、腎機能の障害

猫が吐く時は、毛づくろいで飲み込んだ毛を吐き出す生理現象から腎臓の重い病気まで、さまざまな原因が考えられます。

毛玉を吐き出す場合は、吐く頻度が低く、また吐き出した後の体調に問題がなければ、それほど気にすることはありません。また、胃に毛玉が溜まるのを防止するフードで改善することもできます。

嘔吐のほかに、下痢や血尿、痙攣などが見られる時は、食中毒を疑いましょう。ネギ類など有害な食べ物や殺虫剤などの薬物を口に入れてしまった可能性があります。病院で治療を受けてください。

尿が出ていない時は、尿路疾患や腎不全といった腎臓の病気も疑いましょう。尿毒症は死に至ることもあるので、一刻も早く病院に連れて行きましょう。

 

大量の水を飲む

 

考えられる原因:急性胃腸炎、猫ウイルス感染症、胃・十二指腸の潰瘍、腎不全、糖尿病

猫はあまり水分補給を必要としない動物です。塩分の多いものを食べた時にいつもより多く水を飲むことがありますが、フードに問題がないのに大量に飲むようなら病気の可能性もあります。

胃腸に問題があって、下痢や嘔吐が続いている時は、脱水症状を起こして、たくさん水を飲んでいることが考えられます。また、猫汎白血球減少症に感染している時も、発熱、嘔吐、下痢が原因で脱水症状を起こすことがあります。

大量に水を飲み、大量の尿をするといった症状が見られる時は、糖尿病の疑いがあります。糖尿病は、すい臓から分泌されるインスリンの量が低下したり、体のインスリンに対する反応が悪くなることで、血糖値が上がって発症します。悪化すると脱水状態になり衰弱したり、他の病気を併発することもあり、大変危険です。
インスリン注射や食事療法で治療することになります。

肥満や運動不足の猫は、糖尿病になりやすいので、日頃から太らせないように飼い主が管理することが大切です。

 

太る

 

考えられる原因:食べすぎ、運動不足、糖尿病

肥満は、心臓病、関節炎、糖尿病をはじめとするさまざまな病気を引き起こします。
猫を触ってみて、肋骨が感じられなければ太りすぎです。きっちりスケジュールを立てて減量を行いましょう。

猫が食べ過ぎる原因として、糖尿病の他に避妊や去勢手術によってホルモンバランスが崩れているか、何らかの脳の病気で満腹中枢がマヒしていることも考えられます。

食欲に異常があるようなら、早めに病院で検査を受けてください。

 

やせる

 

考えられる原因:寄生虫症、糖尿病、猫エイズウイルス感染症

食欲があり、栄養バランスのとれたフードをきちんと食べているのにやせてきたら病気の可能性を疑いましょう。

急激にやせる場合は、寄生虫がいることが考えられます。条虫、回虫は猫の便やネズミから感染します。コクシジウムは他の動物や糞から感染します。病院で検査を受け、適切な駆虫剤を与えましょう。

水を大量に飲む時は、糖尿病の可能性があります。糖尿病の場合、黄疸が出ることもあります。
猫エイズウイルス感染症に感染している場合も、よく食べるのにやせてくるという症状がみられます。

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