症状から見る猫の病気 毛・皮膚異常【まめのペットセラピー】

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 症状から見る猫の病気

 

(5)毛・皮膚がおかしい

毛づやが悪い フケ 脱毛 皮膚の弾力性がなくなる

毛づやが悪い

 

考えられる原因:胃腸炎、寄生虫症、皮膚炎、グルーミング不足

体が正常に機能していないと、毛づやは悪くなっていきます。胃腸炎や寄生虫病を患っている猫は、嘔吐や下痢が引き起こす脱水症状により、毛がパサついてきます。また、皮膚にトラブルがある時は、まず、毛のつやが失われ、続いてフケや脱毛が見られるようになります。
グルーミングが足りていない時も、つやがなくなってきます。健康な猫は頻繁に自分の体を舐めて毛づくろいをしますが、体調を崩すとやめてしまうことがあります。飼い主が定期的にグルーミングを行いましょう。グルーミングは猫を清潔に保つだけでなく、皮膚病や寄生虫による病気を防ぐためにも重要です。

フケ

 

考えられる原因:耳かいせん症、ノミやツメダニによる皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、皮膚感染症

フケの主な原因は、皮膚炎です。皮膚炎の原因は、ノミやダニなどの寄生虫によるものや、アレルギー性のものなどさまざまです。治療法もそれぞれ異なるので、まずは病院で検査を受けましょう。
ミミヒゼンダニが耳介の周りに寄生して起こる耳かいせん症では、かさぶた状のフケが見られます。背中から細かいフケがたくさん出てきたら、ツメダニがいると考えられます。消化不良、嘔吐、下痢などの症状が見られたら、ノミが媒介する条虫が寄生している可能性があります。ノミやツメダニは人間にも寄生します。

脱毛

 

考えられる原因:細菌や真菌による感染症、寄生虫による皮膚炎、湿疹、アレルギー性皮膚炎

脱毛が見られる時は、何らかの皮膚病にかかっていると考えられます。たいていの場合、皮膚病はかゆみをともなうので、猫がしきりにかゆがって体をかいたり、噛んだりしている時は、すぐにグルーミングなどで皮膚の状態を調べましょう。
細菌や真菌の感染による皮膚炎は、湿度の高い環境で発症しやすいです。夏場は特に気をつけましょう。細菌や真菌の種類によって脱毛する場所や治療法が異なるので、早めに病院で検査してもらうことが大切です。
寄生虫による皮膚病でも、虫によって症状は異なります。顔の周りにニキビのような皮膚炎がある場合は、毛包虫症(ニキビダニ症)の疑いがあります。放っておくと全身に広がり、治療が困難になります。
他には、カーペットやノミ取り首輪などとの接触によって、皮膚が炎症を起こしている場合もあります。また、アレルギー性の皮膚炎が原因で毛が抜けることもあります。獣医さんと相談して、原因となっている物質を取り除く方法を検討しましょう。

皮膚の弾力性がなくなる

 

考えられる原因:猫ウイルス感染症、皮膚無力症、胃腸炎、腎臓疾患、すい臓炎、嘔吐や下痢による脱水

猫ウイルス感染症や、胃腸や腎臓の疾患などを発症している猫は、皮膚をつまんでもなかなか元に戻らないことがあります。この皮膚が戻らないという症状は、脱水症状によって引き起こされることが多いので、まずは原因になっている病気の治療を行いましょう。
これらの病気ではない場合、珍しいケースですが、皮膚の弾力が失われる皮膚無力症になっている可能性があります。この病気は遺伝性であることが多く、皮膚がさけてしまう場合もあります。

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