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健康管理
2.猫の伝染病
ウイルス性の病気は、治療が難しく、短期間で死に至るものが少なくありません。
次に挙げる病気のうち、猫伝染性腹膜炎、猫エイズウイルス感染症以外は
ワクチンを接種することで予防できます。
猫ウイルス性鼻気管炎
ヘルペスウイルスが原因です。感染すると元気がなくなり、
くしゃみ、鼻水、目ヤニ、高熱、下痢などの症状が出ます。
たいてい2~3週間で治りますが、ひどい場合は肺炎などより重い症状を引き起こし、
死に至ることもあります。
猫カリシウイルス感染症
鼻水、くしゃみ、発熱など猫ウイルス性鼻気管炎に似た症状が出ます。
悪化すると舌や唇に潰瘍ができ、そのまま放っておくと肺炎を併発して命を落とすこともあります。
猫汎白血球減少症
白血球が極端に減少する病気で、
パルボウイルスに感染している猫の排泄物や体液に接触することで感染します。
高熱、激しい嘔吐、下痢などによって脱水症状が起こり、非常に危険です。
進行が早く、抵抗力のない子猫だと4,5日で死に至ることもあり、
猫伝染性腸炎、猫ジステンパーとよも呼ばれます。
猫白血病ウイルス感染症
あまり目立つ初期症状がなく、食欲不振ぐらいしか見られないこともありますが、
慢性期に入ってからリンパ内腫などを引き起こします。
ウイルスを持った猫とのケンカや交尾はもちろん、舐めあうだけでも感染します。
免疫力の低い子猫が感染すると命の危険に関わりますが、
成猫の場合は、適切な治療によって延命の可能性が高くなります。
猫クラミジア感染症
クラミジアが病原体となる感染症でくしゃみ、鼻水、などカゼに似た症状がでます。
猫伝染性腹膜炎
コロナウイルスによる感染症です。猫は食欲がなくなり、発熱、下痢が見られます。
腹膜炎が悪化すると、腹水でおなかが膨れ、胸水で呼吸が苦しくなって衰弱死してしまうこともあります。
現在、この病気を防ぐワクチンはありません。
猫エイズウイルス感染症
感染猫の唾液に含まれる猫免疫不全ウイルスがケンカなどによる咬み傷から進入して感染します。
初期段階でリンパ腺が腫れたり発熱したりしますが、これらの症状はあまり目立たず、
やがて免疫力が少しずつ低下し、病気やケガが直りにくくなり、下痢、口内炎、鼻炎などが慢性化します。
正式名称は猫免疫不全ウイルス感染症です。
現時点では、予防ワクチンや完全な治療法はありません。
3種混合ワクチン:ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症 4種混合ワクチン:ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、 5種混合ワクチン:ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、 |
ワクチン接種をする時期
母猫の初乳には子猫を病気から守る免疫抗体が含まれています。
ワクチンはこの免疫が薄れてくる生後2ヶ月ごろに摂取し、その1ヵ月後にもう一度接種します。
その後は1年に1回のペースで受けるのが一般的です。



